「やめて!」と拒否する女性を…韓国アイドル「裁判中にもわいせつ事件で懲役7年求刑」戦慄犯行の中身
韓国のトップアイドルに重い求刑がなされた。 被告はアイドルグループ『B.A.P』に所属していたヒムチャン(33)。1月16日にソウル西部地裁で開かれた公判で、検察側は強姦、性的暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反の罪で懲役7年を求刑したのだ。ヒムチャンは裁判中を含め、3度のわいせつ事件を起こし立件されている。この日、服役中のヒムチャンはブルーの囚人服で出廷し「傷ついて苦しんでいる被害者に申し訳ない」と謝罪した。 「そこダメ」……飲食店の階段で女性2人に強制わいせつ「韓国トップアイドル」戦慄の素顔写真 『FRIDAYデジタル』は昨年10月4日配信の記事で、公判開始が延期される異例の事態となったヒムチャンが起こした事件について詳しく報じている。再録し、トップアイドルの信頼と人気が失墜したトラブルを振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。 ◆公判開始が遅れたワケ 昨年9月25日に、ようやくヒムチャンが被告となった強制わいせつ事件の公判が始まった。本来の公判開廷日は9月6日。3週間近く遅れたのには特殊な事情があった。 「ヒムチャンは、複数のわいせつ事件で起訴されています。2件目の強制わいせつ事件の公判中に、3件目のトラブルで起訴されたことが判明。ヒムチャンは2件目と3件目の事件の裁判を合わせて行うこと要請し、それを裁判所が受け入れたため裁判(2件目が対象)が延期となったんです」(韓国紙記者) 『B.A.P』は日本でも有名なアイドルグループだ。ヒムチャンも国内外にファンは多い。 「『B.A.P』は’12年1月のデビュー以降、韓国だけでなく米ビルボードのアルバムチャートで1位を獲得するなど、世界的に人気のグループです。中でもヒムチャンはエリートとして知られています。 超難関大学、韓国芸術総合学校の出身。韓国の伝統音楽を得意とし教科書でも紹介されました。料理好きとしても知られ、よくメディアでは食事を作る様子が報じられていた。日本語が堪能で、たびたびジャパンツアーを行い来日しています」(同前) 元トップアイドルに相次いで発覚したわいせつ事件とは、どのようなものなのだろうか。 「1件目のトラブルは’18年夏に起きました。韓国北部の南揚州市にあるペンションで、『やめて!』と拒否する女性の身体を触ったとされます。ヒムチャンは一審で容疑を否認しましたが、控訴審では一転して認め『できるうる限りの補償をします』と反省文を提出。懲役10ヵ月と性的暴行治療プログラムの履修命令を受け、現在は服役中です。 2件目の事件は’22年4月に、ソウルの繁華街・漢南洞(ハンナムドン)の飲食店で起きています。ヒムチャンは、一緒に食事をしていた女性2人に対し店の外階段で性的暴行を加えたとか。女性たちは警察に被害届を提出。ヒムチャンはそれぞれに約100万円を払うとし、和解を求めています」(スポーツ紙担当記者) 3件目のわいせつ事件については、詳細が明らかになっていないが、ソウル北西部にある恩平(ウンピョン)区で若い女性にセクハラ行為を働いたとされる。 「いずれのケースでもヒムチャンは反省の意思を示しているそうですが、3件ものわいせつ事件が発覚すると検察が重い処分を求めて当然でしょう。2件目の事件で、検察は懲役1年と3年間の就労制限を求刑しています。 一方のヒムチャン側は『被害者へ申し訳ない気持ちでいっぱい』『再犯の可能性は低いので善処してほしい』と訴えていますが、説得力は乏しい。いくら性的暴行治療プログラムを受けているとはいえ、3件も事件を起こして『再犯の可能性が低い』と第三者は考えるでしょうか」(同前) 被害女性の心に大きなキズを負わせただけでなく、ファンの期待も裏切った元トップアイドル。謝罪の言葉を繰り返しても、失ったものを取り戻すことは難しいだろう。服役中の異例の裁判は今後も続く。
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