「差別的なジョークには“笑わない”」「人の性的指向や容姿をイジるのって品がない」Z世代のViViモデルが語る“多様性”のリアル【東京レインボープライド2024】
4月20日、21日の2日間(19日は強風のため中止)、東京の代々木公園にて開催された『東京レインボープライド2024』。LGBTQの当事者やその支援者(Ally)と共に、“性”と“生”の多様性を称えるイベントに、今年はなんと約27万人が参加しました。GIVENCHYなど人気ブランドを抱えるLVMHグループが協賛したことでも大きな話題に! そんなレインボープライドをきっかけに、ViViモデルのサチ、愛花、アリアナさくら、せいらに、“多様性”について今思い浮かぶリアルな意見を聞いてみました。 【LGBTQ】当事者が受けている差別や偏見ってなんだと思う?
ViViモデルたちの今を意識調査!
ウチらの次のステップは? ViViモデルと語る「多様性」のリアル。 普段は、ファッションやコスメ、トレンドのお話を聞くことが多いけど、今回はぐっと踏み込んで質問! 「LGBTQの人たちが受けている差別や偏見ってなんだと思う?」「大切な人が差別やハラスメントを受ける場面に遭遇した時、どうする?」など、自分ごとに落とし込んで考えてもらいました。
ぶっちゃけてくれたのは
\ こちらのViViモデル4人 / ・藤井サチ ・村上愛花 ・アリアナさくら ・せいら
ーー“多様性”という言葉を聞いて思うことは?
●“ニュートラル”でいて良いんだと思えてから、生きやすくなった サチ 私の中で一番親和性が高いのは、体型についての“多様性”です。ここ数年、自分の外見を誰かと比べるんじゃなく、自分の基準で前向きに受け止めていこう!という“ボディポジティブ”の波が来ていたけど、正直、「自分の体型をポジティブに捉えないといけないんだ……」というプレッシャーもありました。でも、今は「自分をポジティブに捉えられなくてもいいんだよ。愛しても愛さなくてもいいから、どちらの自分も受け入れましょう」という“ボディニュートラル”な考えに行き着いて。それから生きやすくなれました。 ●嫌な所はそっとしておくけど、でも手を取り合って生きていきたい 愛花 これは、今出演させてもらってる『王様戦隊キングオージャー』のメッセージの中ですごく好きな言葉です。世の中にはいろんな人がいるし、自分と他人は違う。傷つくことだって人それぞれ違うんだから、そこを思いやってお互い尊敬し合いながら歩んでいきたいなって。“多様性”と聞いて思い浮かぶのは、そういう気持ちです。 ●ただそこにあるもの アリアナさくら 「認める」とか「認めない」とかそういうことではなくて、現実としてただそこにあるものというイメージです。自分と違うことに対して「そっか、あなたはそうなんだね」っていう気持ち。だから、“自分の考え方と違うから”という理由で、わざわざ文句を言ったりイジメたり攻撃することはしないし、それには賛同できません。多様性=「そりゃそうだよね」くらいの温度感が、私の中でリアルかも。 ●“多様性”が話題になる時点で、まだ認められていないということ せいら 「多様性のある社会って?」って聞かれると、あぁ、このトピックがある時点でまだそれが認められてない状況なんだなって思います。だから、東京レインボープライドのように、多様な現実を知ってもらうために活動している人がいるのだと思うし、まだ話題にすることがとても大切な段階なんだと思います。人それぞれ違うってことを芯の部分からは理解できていないのが、今の“多様性“の現実。