IR誘致撤回の山下ふ頭「緑と海辺生かす」 再開発へ一歩、検討委が横浜市へ答申案
一方、市港湾局の担当者は「事業計画案をまとめた後、市民意見の募集や意見交換会を開いていく」と説明。今後のプロセスで市民の声を反映させる考えを示した。また令和8年度ごろに事業者を決定、12年ごろの開業を目指すスケジュールに変更はないとした。(山沢義徳)
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山下埠頭 広さ約47ヘクタール。昭和38年に埋め立てが完了し、市有地と国有地が大半を占める。高度経済成長期の海運を支えたが、コンテナ船の普及や本牧埠頭、大黒埠頭の完成によって役割が小さくなった。横浜市は令和元年にIR誘致を表明、3年の市長選を経て撤回した。