話し下手でも今日からできる「おもしろい話し方」 どんなに頑張っても「ウケない」人の最後の秘策
そうした記事にも目を向けて読んでみると、自分の好きな記事だけを選んで読んでいるときより、視野がぐっと広がります。 また、通常は男性が『たまごクラブ』や『ひよこクラブ』(ベネッセコーポレーション)を読んだり、女性が『週刊プレイボーイ』(集英社)を読むことはほとんどありませんが、だからこそ「少し知っている」だけでかなり珍しがられます。 「○○さんは、テニスとかやりますか?」 「私はテニスのこと全然知らないんです……」
こんなふうに雑談が尻つぼみになったことはありませんか? せっかくテニス好きな人が、打ち合わせの前に雑談で話題を振ってくれても、会話がプツンと終わってしまいますよね。 そのあとに本題の仕事の話になっても、相手とあまり打ち解けられません。 ■聞きかじりの情報こそ役に立つ でも、普段から雑誌で少しでも情報を仕入れておくと、違ってきます。 「テニスのことはあまり詳しくはないんですが、最近、ヨネックスから出た新しいラケットが売れているって記事を見ました。なんか変わった形ですよね?」
と、相手の話に乗っかると、「そうそう、あのラケットはすごくてね!」と、会話が弾むし、何かに詳しい人から話を聞けば、それも有益な情報になります。 実際、僕は『たまごクラブ』の話題にもついていけますし、あまり興味のないワインやゴルフのトピックスなども、詳しくはないけれど知っています。 何でもかんでも知ったかぶりをして博識ぶる必要はありませんが、聞きかじりの知識でもあれば、相手から飛んできた球に、何かしらの返しができます。
どんな話題であっても、会話のラリーを続けられると、相手に「この人は話題豊富で楽しいな」と思われます。 書店で毎月毎週すべての雑誌を買うのは大変ですが、『dマガジン』なら、毎月580円で、数えきれないほどの雑誌を濫読できるのでおすすめです。
野呂 エイシロウ :放送作家 戦略的PRコンサルタント