グーグル出資AI企業、上場初日に株急落-香港で低調なデビュー続く
(ブルームバーグ): 米アルファベット傘下グーグルが出資する中国の人工知能(AI)開発会社、出門問問(Mobvoi、モブボイ)は24日、香港市場での取引初日に株価が一時22%急落。今週に入り上場初日に下落する3番目のケースとなった。
新規株式公開(IPO)価格が仮条件の下限近くとなったにもかかわらず、出門問問株は下落。同社と株主は3億2100万香港ドル(約63億円)を調達したが、昨年目標としていたとされる2億-3億米ドル(約310-465億円)を大幅に下回った。この日の香港とアジアの株式相場は上昇している。
スマートウオッチ「Ticwatch」などで知られる出門問問は、2012年にグーグルの元従業員のグループによって創業され、その3年後にグーグルから出資を受けた。グーグルにとっては10年に検索エンジンを中国から撤退させて以来、初の中国への直接投資となった。
前日には、香港市場に新規上場した中国のタピオカティー・メーカー、四川百茶百道実業(通称、茶百道)が、27%安で初日の取引を終えていた。
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原題:Google-Backed AI Firm Is Hong Kong’s Latest Stock Debut Flop(抜粋)
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Filipe Pacheco