セスクの後を追ってバルサからアーセナルへ行ったが…… 11ものクラブを渡り歩く33歳の消えた天才
スペインのCDルーゴに加入
セスク・ファブレガスはバルセロナのカンテラで育ち、16歳でアーセナルへ移籍したが、同じようなキャリアを歩んだ選手がいる。フラン・メリダ(33)だ。 英『THE Sun』はメリダが11番目のクラブとなるスペイン3部のプリメーラ・フェデラシオンに所属するCDルーゴに加入したことに触れており、同選手のキャリアを取り上げている。 10代の頃からテクニックと左足のキックに定評があったメリダはカンテラ時代から注目の選手であったが、15歳の時にアーセナルの下部組織に加入。バルセロナとプロ契約する前の移籍は大きな注目を集めたが、17歳になってすぐにアーセナルとプロ契約を結んだ。 当時は3つ上のセスク同様にここから輝かしいキャリアが期待されていた選手の1人だった。レアル・ソシエダへのレンタル移籍の期間もあったが、アーセナルでは16試合の出場に留まり2ゴール2アシストのみに終わってしまった。 その後は、アトレティコ・マドリード、ブラガ、エルクレス、アトレティコ・パラナエンセ、ウエスカ、オサスナ、エスパニョール、天津金門虎といったクラブを渡り歩き、1月27日にCDルーゴへ加入。 アーセナルでは将来が期待され、当時の監督であったアーセン・ベンゲルからも高い評価を受けていたメリダ。世代別スペイン代表にも常に選ばれていた同選手であったが、A代表での出場はなく、スペインの消えた天才の1人となってしまった。
構成/ザ・ワールド編集部