ソフトバンク8残塁、2得点 小久保監督「最後の1本が向こうに出たというだけ」打線の奮起が鍵
◆楽天3×―2ソフトバンク(7日、楽天モバイル) 根比べの展開で力尽きた。同点の9回1死二塁。この回から登板したルーキーの沢柳が、34歳のベテラン鈴木大に右翼線へのサヨナラ二塁打を打たれた。今季初のサヨナラ負けで同一カード3連勝に失敗。小久保監督は「どっちに転んでもおかしくない展開で、最後の1本が向こうに出たというだけ」と前を向いた。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 好調の打線が11安打を放ちながら8残塁で2得点と決定打に欠いた。3回1死二、三塁、柳田の4試合連続打点となる中前2点打で先制したのが最初で最後。6回に先発スチュワートが追いつかれると、打線は7回から3イニング続けて得点圏に進めた走者を返せなかった。 8回は1死から今宮の左越え二塁打に続き、好調の柳田が申告敬遠で出塁。3度の本塁打王を誇る4番山川に好機で回ったが空振り三振に倒れ、悔しさからかバットで地面をたたいた。 今季の3敗は0、2、2得点。リーグ2位の33得点を誇るが波が激しい。3日のロッテ戦で延長12回の末に敗れた際、小久保監督は「投手に負担がかかり過ぎている」と打線の奮起を求めた。 投手陣は6回途中2失点と粘投したスチュワートを始め、チーム防御率が西武に次ぐ12球団中2位の1・97と安定しているだけに、首位独走への鍵は打線が握っている。(末継智章)
西日本新聞社