【DeNA】“ハマの大砲”・筒香嘉智がレギュラー奪還に意欲!「来年ベンチという思いで今、過ごしてるわけではないです」
◆ 思うようにいかなかった復帰1年目 DeNAの筒香嘉智が20日、契約更改に臨みサインはしたことは認めながらも「契約内容はちょっとここでは言えない」とした。 球団とは「リーグ優勝。そこに全てを持っていくというお話を聞かせていただきました」と明かし「日本シリーズ終わってからも、選手はリーグ優勝するということに向かってみんなの思いが1つになってると思いますので、来年それを達成できるように全員で頑張りたいと思います」と決意表明。さらに「日本一になれたということは非常に嬉しいですし、ファンの方にも少し恩返しできたのかなと思いますけど、やはりリーグ優勝というところですね。チームも1番そこに向かっているところですので。日本一になれたことは良かったですけど、もうそれは過去のことになりますので、リーグ優勝に向かって動きたいと思います」と繰り返した。 自身のシーズンには「アメリカで数年プレーをしていて、日本にシーズン途中で帰ってきて。当初、対応というところで少しは時間かかるなという僕のプランと言いますか、感覚と言いますか、そういうところがあったんですけど怪我の影響もあり、最後まで長引いてしまったなというシーズンでした」と57試合出場で打率.188、ホームラン7、打点23に終わった今季を振り返った。 リーグ戦中には「感覚を掴めそうで掴めない。もう少しで掴めるかなっていうようなところで、最後何かピースが揃わないっていうような感覚があり、ずっとそれを繰り返していた」と模索していたと明かしたが「これがあればもう試合で何の不安もなく投手と対戦できるっていう感覚があるんですけど、それが日本シリーズ前ぐらいからより濃くなってきて。そして福岡に行って試合に出た時に、やっぱりこの感覚だなっていう方向がだいぶ見えたんです。やってたことが日本シリーズでちょっとはまってきたっていう感覚がありました」と光が刺してきたと告白。そのうえで「その精度を上げて、プラスアルファでいろんなものを出しながら来季に臨めればなと思います」と頷いた。 オフには「バットを操る、身体を動かす、パフォーマンスするっていうのは全て身体ですので、しっかり中身の詰まった身体にもう一度しっかり仕上げるっていうことと、疲労が重なろうが、調子いい時でも平均してパフォーマンスをできるような身体をしっかり作っていく」とし「来年ベンチという思いで今、過ごしてるわけではないです」とレギュラー奪回へ目をギラつかせた。 ペナントレースでは苦しみながらも、ポストシーズンではさすがの存在感を見せつけた“ハマの大砲”。日本野球へのアジャストを終えた復帰2年目は、再び輝きを増していくに違いない。 取材・文・写真:萩原孝弘
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