燃焼エンジンのフルサウンドなしで本当にポルシェたり得るのか?新型「ポルシェ マカン ターボ」でテスト&チェック!
ポルシェ マカン ターボ:電動ポルシェ マカンはまだ虎の子の存在か?そのデータは印象的で、多くのことを約束してくれる。しかし、燃焼エンジンのフルサウンドなしで、本当にポルシェたり得るのだろうか?
インドネシア語で「虎」を意味する「マカン」は、「カイエン」の弟分としてスポーティなシュヴァーベン製モデルにSUVの波に乗ることを意図していた。そして、それは実現、成功した。10年以内に、2度のフェイスリフトを経て約85万台が販売された。
第2世代へのプレッシャーはそれに応じて高い。特に、新型「マカン」は電動専用となる。プラットフォームは、もはや燃焼エンジンを追加することを許さない。この点で、ツッフェンハウゼンのメーカーは2030年までに80%以上の車両を電動化するという独自の目標を掲げている。
最大639馬力のターボ
これが顧客に受け入れられるかどうかはまだわからない。特に、内燃エンジンの終焉が政治家の間でも疑問視されている現状ではなおさらだ。しかし、EVポーカーゲームの結果がどうであれ、ポルシェの新型「マカン」には目を見張るものがあり、何よりも運転する喜びがある。顧客に最初に届けられるのは、「マカン4」と「マカン ターボ」の2バージョンである。両モデルとも、フロントアクスルとリアアクスルにそれぞれ永久磁石式同期モーターを搭載し、4輪を駆動する。
「マカン4」のシステム出力は387馬力。ローンチコントロール付きのオーバーブーストでは、408馬力と650Nmのトルクを発揮する。性能データでさらに印象的なのは、私たちが運転した「マカン ターボ」だ。定格出力は584馬力で、オーバーブースト時には最大639馬力、最大トルク1130Nmを発揮する。ローンチコントロールを作動させると、0から100km/hに達するのに3.3秒しかかからない。その間、ドライバーはスポーツシートに勢いよく押し込まれ、一瞬息が止まるほどだ。
最高精度のステアリング
ここで手を緩めず踏ん張れば、12.9インチのドライバーディスプレイやオプションのヘッドアップディスプレイで、260km/hに達するまでのデジタル数値の上昇を、目を見開いて眺めることができる。それがポルシェだ。トップエンドまで正確なステアリングや、路面と密接につながり、アダプティブサスペンションの新しい2バルブダンパーによってバネ下重量を抑えることができるサスペンションと同じように。