「文春は同意」「勝手に訴えを取り下げることはできない」『ミヤネ屋』で弁護士、松本人志の訴え取り下げを解説
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)が女性に性的な行為を強要したなどとする週刊文春などの報道を巡り、発行元の文藝春秋社などに5億円以上の損害賠償などを求めていた訴訟で、松本側が訴えを取り下げる方針であることが8日、関係者への取材で分かった。11日に第2回の弁論準備が予定されていた。 ◆松本人志に送られてこなかった写真【写真】 日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」は8日、松本の訴え取り下げ方針を速報。元大阪地検検事の亀井正貴弁護士が出演し、解説した。亀井弁護士は「訴え取り下げというのは、訴訟上の和解と違って、裁判そのものがなかったことになるんですね」と説明した。 そして「もう一つ大事なのは、勝手に訴えを取り下げることはできないんです。第1回期日を経過したら、相手方が同意しないと取り下げることはできない」「ということは、文春は同意をしているから、これを終わらせることがお互いにとって良いという判断をした可能性があるというわけですね」などと説明した。 松本に関しては、性的行為を女性らに強要したなどの疑惑を、週刊文春が報じ、今年1月22日、同誌を発行する文藝春秋らを松本側が提訴したことが発表された。さらに25日発売の同誌では、元タレントの女性が顔出しと実名で、松本に関する出来事を告発する記事が掲載された。
中日スポーツ