大相撲 隆の勝が順調調整 三役復帰も見える位置に「狙い過ぎるとダメ」も「内心は絶対上がろうと」本音チラリ
大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)に西前頭3枚目で臨む隆の勝(常盤山)が28日、大阪市内の部屋で稽古し、順調な調整ぶりを示した。幕下力士と相撲を12番とって全勝と寄せ付けず。動きの良さが目立った。 昨年九州場所で痛めた右膝を12月初めに手術。早めの決断が功を奏し、初場所は10勝を挙げた。「膝を治したので、今はテーピングをしていれば不安なくできている。状態はいい」と表情も明るい。 春場所は20年に12勝を挙げて敢闘賞を獲得するなど「とりやすい」という好印象がある。約2年ぶりの三役復帰も見える位置。「あんまり狙いすぎるとダメなので『上がればいいや』ぐらいの気持ちの方が動きやすい」と言いつつ「内心は絶対上がろうと思っている」と本音もチラリ。「一番一番、結果は後から」と自らに言い聞かせて、春の快進撃につなげる。