【海外】次世代Z400は3眼ヘッドライトに!?「Z500」EICMAで世界初公開【ミラノショー2023】
開催中のミラノショー2023(EICMA)にて、カワサキモータースはミドルクラスの2車種、フルカウルスポーツ「Ninja500」とネイキッドスポーツ「Z500」を世界初公開した! どちらもNinja400に採用されている水冷並列2気筒エンジンをベースとした451ccのエンジンを搭載しており、スタイリングを改めたシルエットが特徴的だ。このスタイルが今後のミドルNinja、Zのスタンダードとなるか!? 今回はZ500をフューチャーする。 【画像】次世代Z400は3眼ヘッドライトに!?「Z500」EICMAで世界初公開 (16枚)
3眼ヘッドライトで「SUGOMI」増し。次世代Zはどうなる
今回発表されたZ500は、欧州ではA2免許のカテゴリーにあたる新型ネイキッド。搭載されているパワーユニットは、Ninja400に採用されている水冷並列2気筒DOHCエンジンの排気量を451ccに拡大したもの。出力は45PS(33.4kW)/9000rpm、トルクは42.6N·m(4.3 kgf·m)/6000rpmを発揮し、フレームも従来のZ250、Z400をベースとしたトレリスフレームを採用し、ホイールベースは1375mmとコンパクトな車体となった。この数値は同時発表のNinja500と同様だ。重量は168kgと、Ninja500より3kg軽量に設定されている。装備面ではアシスト&スリッパークラッチは継続。上位エディションの「SE」にはフルカラーTFT液晶メーター、スマートフォン連携機能も搭載されている。 スタイルは従来の「SUGOMI」デザインを踏襲しつつ、新設計でイメージを刷新した。ヘッドライトユニットはEICMAで同時発表された「Z7 hybrid」と同様のトリプルヘッドライトを採用。この3眼のうち上2つはロービーム、下1つはハイビーム時に点灯するものだ。さらにシャープなカウルがヘッドを包み込むようなデザインにより、従来から一層精悍な印象を高めた。 そんなZ500はバリエーションとして、2色のカラーバリエーションとTFT液晶メーターを備える「Z500 SE」と、ベーシックな「Ninja500」の2モデルをラインナップ。Ninja500と同様、Z400の後継モデルとした登場したZ500。国内に直接導入は難しいだろうが、今後のZ250、Z400が同様の装備を備えてくる可能性は濃厚だ。続報を待ちたい。
Z500(2024:海外)主要諸元
・全長×全幅×全高:1995×800×1050【1055】mm ・ホイールベース:1375mm ・シート高:785mm ・車重:167kg【168kg】 ・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ【451cc】 ・最高出力:33.4kW(45PS)/9000rpm ・最大トルク:42.6Nm(4.3kgf·m)/6000rpm ・燃料タンク容量:14.0L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=シングルディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=110/70R17M/C 54H 、R=150/60R17M/C 66H ※【】内はSE