海外メディアのラグビーW杯決勝予想はイングランドVが圧倒「7点差で勝つ」「腕相撲のような戦いから後半勝負」
いよいよ明日2日、ラグビー・ワールドカップの決勝戦、イングランド対南アフリカが横浜国際総合競技場で行われる。イングランドが勝てば、4大会ぶり2度目。南アフリカが勝てば3大会ぶり3度目の優勝となる。海外メディアも決勝戦に注目。予想、展望記事が続々と発信されている。 米国ESPNは、イングランドのエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチと、南アフリカのラシー・エラスムス・ヘッドコーチのそれぞれの経歴に因縁があることを紹介し、チーム構成、戦術、キープレーヤーなどの様々な観点から決勝の展望記事を掲載した。 同記事は、「ジョーンズとエラスムスの2人は、偶然性で密接につながっている。2人は2007年7月の夜に船のように交差した」とし、エラスムスがケープタウンを本拠地とするウエスタン・プロビンスに引き抜かれ、南アフリカのテクニカルアドバイザーを辞めた後にオーストラリア代表のヘッドコーチとして準優勝に終わったジョーンズが、その空いたポジションに就任、W杯で優勝したという因縁を紹介。「その時に、ほとんどお互いを知らなかったジョーンズとエラスムスは12年後のワールドカップ決勝の舞台で顔を合わせることになった」と続けた。 そして「前大会でジョーンズ率いる日本が南アフリカを破るジャイアントキリングを実現していなければ、イングランドに引き抜かれることもなく、逆に南アフリカが日本に負けていなければ、エラスムスは、プロチームのヘッドコーチのままだっただろう」と、日本が2人のラグビー人生に大きな影響を与えたことを指摘した。 ESPNの試合予想は、「前半は互角。その後、イングランドが優位に立ち23-12で勝って2度目のワールドカップ優勝を果たすだろう」という大胆なもの。 「この試合は、ステージ上で行われる腕相撲のような様相を見せるだろうが、イングランドが、南アフリカが用意した穴にはまらないようにトム・カリーやサム・アンダーヒルのフランカーの2人が活躍するだろう。南アフリカがベンチプレーヤーをすべて投入した後にイングランドにとって試練の時間帯が訪れるだろうが、最終的に後半で試合を決めてラグビーの歴史に名を残すだろう」と断言した。