イオンがPB「トップバリュ」も値下げ パンなど約100品目は価格据え置きで増量も
流通大手のイオンは22日、プライベートブランド（PB）「トップバリュ」について、10月末までにチーズやパンなど約100品目を価格据え置きで増量するほか、11月中旬からサラダ油など一部商品を値下げすると発表した。物価の高騰で消費者の節約意識が強まる中、値下げによる割安感で需要を喚起する狙いがある。 【写真】焼きそばの「玉」業界に特需 コメ高で割安感 トップバリュではモッツァレラチーズやお好み焼き粉などを10～20％増量したうえで価格は据え置く。また生産や流通などのコスト削減によりコーンスープやマヨネーズなど一部商品は値引きする。 同社は、この日、生活用品のPB「ＨÓＭＥ ＣÓＯＲＤＹ（ホームコーディ）」26品目についても24日から値引きを始めると発表。全26品を10%以上値下げする。多機能ポットの税込価格が2178円から1958円と220円（11%超）引きになるほか、テレビボードが3万6080円から2万7280円と8800円（32%超）の大幅値引きになる。 流通・食品業界では、吉野家とすき家、松屋の大手牛丼チェーンが10月上旬から50～100円の値引きキャンペーンを実施するなど、物価高騰を受けて、消費者の需要を呼び起こす動きが広がりつつある。
