【東京六大学】中高同級生がそろってベストナイン受賞!明大・木本と法大・松下「ライバル校に進んでも変わらぬ絆」
2日、東京六大学野球選春季リーグ戦のベストナインが発表された。二塁手部門で選出された明大・木本 圭一内野手(桐蔭学園=3年)と、三塁手部門で選出された法大・松下 歩叶内野手(桐蔭学園=3年)は静岡裾野リトルシニア時代からのチームメイトで、中学3年時には、リトルシニア日本選手権大会優勝を経験した。高校も桐蔭学園で共にプレー。大学は同リーグのライバル校に進学したが、ベストナインという形での再会に「めっちゃ嬉しいです」と声を揃えていた。 【東京六大学】春季リーグ戦のベストナイン発表! 木本はベストナイン初受賞。昨年度までは代打や一塁手で出場していたが、今春から二塁手としてレギュラーを張り、打率.319、1本塁打、5打点と好成績を残した。開幕カードの東大戦では2番でスタメンに抜擢され、2試合で計5安打。その後は主に6番を任され、クリーンアップを支えていた。 一方の松下は昨秋のリーグ戦で、二塁手部門での受賞をして以来2度目。三塁手としては初の受賞を果たした。立大との2、3回戦では1番に入ると、連日のマルチ安打でチームを勢いづけ、勝ち点奪取に貢献。その後はクリーンアップを任され、打率.250、2本塁打、7打点を記録していた。 2人は、今でも毎週連絡を取り合うほどの仲。松下は木本を、「野球センスがいい」と褒めれば、木本も、「長打力があり、守備がうまい」と松下を称賛する。互いのプレーに刺激を受け、高め合って掴んだタイトルに2人は笑顔を見ていた。 それでもチームに戻ればライバル同士。目の前で早大の優勝を目の当たりにし、秋へのリベンジを誓っている。木本は、「チームの結果はもちろん、首位打者を狙う気持ちでいきたい」と話し、松下も、「チームとしては優勝を目指したい。個人としては3割3本を達成できるように頑張ります」と活躍を誓っていた。