全裸で胸をまさぐる大胆な自慰、森の中での生々しい絡み、高橋一生との同棲…尾野真千子(42)の“売れ続ける”女優人生の秘密《「虎に翼」でも話題》
全裸で切ない吐息をもらしながら胸をまさぐり…
28歳での映画『真幸くあらば』では、およそ10分にもわたる過激な自慰行為シーンを披露。全裸で切ない吐息をもらしながら胸をまさぐり、股間にも手を伸ばす。役に入り込むあまり、観客からは「リアルに感じているようにしか見えない」と反響が上がった。 それでもクリアなイメージは変わらず。29歳で朝ドラ『カーネーション』で初主演。ファッションデザイナーのコシノジュンコらコシノ3姉妹の母、小篠綾子がモデルの役を演じ、尾野は東京ドラマアウォードの主演女優賞や、朝ドラ初のギャラクシー賞テレビ部門・大賞受賞という快挙を成し遂げた。 筆者は、尾野が20代前半の頃に何度か取材や記者会見に出席しているが、常に飄々として、何事にもあっけらかんとしている印象を受けた。 「今後一緒に仕事をしてみたい監督や作品は?」という質問に「特にありません」と即答し、仕事の選び方についても「役者としての信念みたいなものはないので、その時々の気持ち次第で選ばせていただいています」と極めて正直に答える。 だが今振り返れば、彼女の「時々の気持ち」が常に時代の流れを正確にキャッチしていたことは間違いない。
高橋一生との同棲、ほっしゃん。との不倫疑惑も
私生活では28歳の頃に高橋一生との恋愛・同棲が報じられ、ほぼ同時期にお笑い芸人のほっしゃん。こと星田英利との不倫疑惑も浮上したことがある“恋多き女優”でもある。 33歳で芸能事務所LDHの取締役(当時)と結婚したが、2年で離婚。尾野の主演ドラマ『最高の離婚』にかこつけた揶揄がSNS上ではささやかれたものの、39歳の時に沖縄在住の映画関係者の男性と再婚している。 それでも尾野のクリアなイメージが持続したのは、彼女自身の“愛されキャラ”によるものだろう。 取材に訪れた記者に対しても「みなさん、喉が渇きません? どうぞ飲みながらで」と気遣いを忘れず、質問に対しても変に構えず率直な言葉を口にする。彼女に接した記者から悪口を聞いた記憶はない。 近年も、健気に生きるシングルマザーを演じた映画『茜色に焼かれる』(2021年)で第95回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞に輝くなど、国内の主要な賞を総なめにしている。浮き沈みの激しい芸能界で、デビュー以来ずっと第一線にいるのは、彼女が“本物の女優”である証だろう。
岩佐 陽一