米、ロシアへの半導体販売巡る制裁拡大へ 12日発表=関係筋
Andrea Shalal [ワシントン 11日 ロイター] - 米政府は12日、ロシアへの半導体などの販売に関する制裁を拡大する。複数の関係者が11日に明らかにした。中国のサードパーティー販売業者を標的にするという。 西側の制裁を回避するロシアの動きに対処する取り組みの一環。 既存の輸出規制対象を米国製だけでなく米国ブランドの製品にも広げるという。 また、ロシアに製品を出荷している香港の団体を特定する。 ホワイトハウスと商務省はこの報道について現時点でコメントしていない。 ホワイトハウスのカービー報道官はこの日、ロシアに対する新たな制裁と輸出規制を発表すると記者団に述べていた。 バイデン大統領はイタリア南部で開催される主要7カ国(G7)首脳会議に出席するため12日に米国を出発する。 関係者の1人は、G7首脳にとって最優先課題の一つはウクライナへの支援強化とロシアの軍備縮小だと語った。 米当局者は、中国とロシアの貿易拡大がロシアの軍備増強を可能にしているとして不満を募らせている。 関係者らによると、米政府はロシア軍への「技術・物品供給ルート」の一部である金融機関やノンバンクに対する新たな制裁も発表するという。