水痘(水ぼうそう) 流行の注意報レベルに甲府市が入る 症状や対処法は?
甲府市は水痘、いわゆる水ぼうそうの流行が注意報レベルに入ったと発表しました。 甲府市はきょう、6月17日から23日までに市内の定点医療機関から報告のあった水ぼうそうの感染報告数が前の週より増え、1医療機関あたり1人となり注意報レベルに入ったと発表しました。 【写真を見る】水痘(水ぼうそう) 流行の注意報レベルに甲府市が入る 症状や対処法は? 水ぼうそうはウイルスによる感染症で、感染力が強く発疹や発熱の症状が特徴です。 患者のほとんどは9歳以下で、ワクチン接種が予防に有効だということです。 この他、前の週に続き溶連菌が甲府市で、手足口病が甲府市と中北で、急性出血性結膜炎が富士東部で警報レベルになっています。 (以下、甲府市の資料より) ■水痘(水ぼうそう)はどんな病気? ▽水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、冬から初夏に流行しますが、年間を通じて思者 が発生します。 ▽患者は小児に多く、9歳以下での発症が90%以上と言われています。 ▽学校保健安全法では、全ての発疹が痂皮化(かさぶた)するまで、出席停止となります。 ただし、学校医やかかりつけ医の判断で、登校可能な場合や出席停止が延長される場合もあります。 ■どんな症状があるの? ▽潜伏期間は2週間程度(10~21日)で、かゆみを伴う発疹が頭皮、次いで体や手足に現れ、全身に広がります。発疹は紅斑から始まり丘疹(ふくれる)、水疱(水ぶくれ)を経て最後は痂疲化(かさぶた)します。その他、倦怠感、発熱が2~3日続きます。 →このような症状が現れたら水痘を疑い、早めに医療機関を受診しましょう。 ※受診をする前に医療機関へ連絡をして症状などを伝えてください。 ▽小児の重症例は熱性けいれん、肺炎、気管支炎等の合併によるものです。 ▽成人ではより重症になり、合併症の頻度も高いので注意が必要です。 ■ ■どうやって感染するの? ▽水痘は感染力が強く、感染経路は以下の通りです。 ・空気感染 ・飛沫感染(患者の唾液や鼻汁がくしゃみや咳で飛び散り、吸い込むことで感染) ・接触感染(患者の手や触ったものを介して、口に入れたり鼻を触ったりすることで感染)
■予防方法や対処方法は? ▽ワクチン接種が予防に有効です。 ▽感染のおそれがないと診断されるまでは、人との接触を出来るだけ避けることが大切です。 ▽発疹をかいて皮膚を傷つけないよう、手を清潔にして爪を短くしましょう。 ▽お風呂で体を温めるとかゆみが強くなるので、シャワーがおすすめです。
テレビ山梨