「GTAトリロジー」のアプデで見た目をオリジナルに近づけるライティングモードが追加 モバイル版で入った改善がゲーム機/PC版にも
「GTAトリロジー」のアプデで見た目をオリジナルに近づけるライティングモードが追加 モバイル版で入った改善がゲーム機/PC版にも
『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』の家庭用ゲーム機/PC版にクラシックライティングモードがアップデートで追加された。これはオリジナル版のライティングの雰囲気を再現するモードで、モバイル版のリリース時に新規に追加されたオプション設定である。この設定がゲーム機/PC版にもアップデートで追加された格好だ。 「グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版」画像・動画ギャラリー この件についてはIGN USも報道している。公式のパッチノートが公開されており、PS/Xbox/PC版にアップデートが入ったようだ(Nintendo Switch版は含まれていない模様)。このパッチには多数の修正と改善も含まれているという。 『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』はGTA3と「バイスシティ」、「サンアンドレアス」の3作をリマスターしてまとめたタイトルだ。高解像度テクスチャ、操作性や照準の改善なども施されたバージョンとなっている。2021年にリリースされたゲーム機/PC版はIGN USのレビューにて「不具合だらけで、期待外れで、過去のGTA作品が築いた栄光を汚し、数えきれないほどのGTAファンを失望させるリマスター作品となってしまった」などと評された。レビュースコアは5点になっていた。 一方で2023年にリリースされたモバイル版はゲーム機/PC版で見られた問題のいくつかが修正され、IGN USも「コンソール版からの改善点が称賛される」と報じていた。今回のアップデートでは、このモバイル版の改善がゲーム機/PC版にもやってきた格好となっている。ゲーム機/PC版は前回のアップデートから約2年ぶりのサプライズアップデートになったそうだ。 公式のパッチノートは短文になっていて詳細はわからないが、パッチには多数の修正と改善も含まれているという。ライティング以外の具体的な修正内容が明かされていないので、海外フォーラムのRedditやX上ではさまざまな検証が進んでいる様子だ。「バイスシティ」ではネオンライトやビーチ付近の茂みが修正されたようで、エイム時のアニメーションも修正された模様。 なお、トリロジーのゲーム機/PC版を開発したGrove Street Gamesはゲーム内でクレジットされなくなったという。トリロジーのモバイル版を制作したのは『L.A. Noire: The VR Case Files』で知られるオーストラリアのデベロッパーVideo Games Deluxeだったそうだ(こちらがクレジットされているかどうかはわからない)。
重田雄一