鉄鉱石先物と銅相場、下落-中国の経済指標がまちまちの内容
(ブルームバーグ): アジア時間17日の取引で鉄鉱石先物は2%余り下落し、最近下げている銅相場は引き続き値下がり。中国の経済指標で特に金属を大量に使用する不動産セクターの継続的な弱さが浮き彫りになった。
17日発表の中国経済指標はまちまちの内容で、依然として回復がまだら模様であることを浮き彫りにした。5月の小売売上高は伸びが加速したものの、工業生産と固定資産投資の伸びは鈍化。また、住宅価格は下落ペースが加速した。
シンガポールの鉄鉱石先物相場は、現地時間午前10時44分(日本時間同11時44分)時点で2.1%安の1トン=105.25ドル。先週は週間ベースで3週連続の下落となった。ロンドン金属取引所(LME)の銅とアルミニウム相場もいずれも値下がり。銅は先週末に約7週間ぶり安値で取引を終了していた。
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原題:Industrial Metals Deepen Retreat After Mixed China Economic Data(抜粋)
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