燃料デブリの試験的取り出し 7日にも完了(福島)
福島放送
福島第一原発の燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は7日にもデブリを専用のコンテナに回収して、取り出しの工程を完了する見通しです。 東京電力は10月30日、2号機の格納容器の底で5㎜ほどの大きさの燃料デブリをつかみ上げ、11月2日には格納容器の外にある隔離部屋へ取り出しました。 取り出したデブリの放射線量が基準を下回っていたことから、東京電力は午前9時ごろから隔離部屋の中で、デブリを運搬用の容器へ移す作業を行っています。 作業が順調に進めば、7日にもデブリを専用のコンテナに回収し、試験的な取り出しの工程を完了する見通しです。 デブリはその後、原発構内で重さなどを測った上で、茨城県にある国の研究施設に運ばれて詳しく分析されることになります。