《ブラジル》信頼悪用した祖父に懲役40年=孫娘3人にまさかのレイプで
サンパウロ州司法裁判所(TJSP)は3月22日、大聖市圏のサンカエターノ・ド・スル市で実の孫娘3人をレイプした男に対し、懲役40年の刑を言い渡した。犯行当時、被害者の孫娘たちは皆14歳未満だったと、17日付メトロポレスが報じた。 サンパウロ州検察局(MPSP)によると、ジャニーニ・バルドメロ検察官が提出した告訴状では、被害者の母方の祖父である容疑者は、金銭的な援助や世話を通じて、日常的に一家を助けていた事実が指摘されている。 捜査の結果、容疑者は信頼されている立場を利用して、孫娘たちと二人きりになる時間を狙って、性的犯行に及んでいたことが明らかになった。 この深刻な性的虐待事件が明るみになったのは、被害者の女児の一人が祖父からの虐待を教師に相談したことがきっかけだった。別の孫娘が警察に行くと脅したため、容疑者は性的暴行をやめたという。 MPSPは、受刑者と被害者の間に親族関係があるため、刑罰を重くしたという。同判決文では、虐待の状況にある子どもたちの声に耳を傾け、保護することの重要性を強く訴え、弱者を強姦した犯罪に厳しく対応する司法制度の役割が強調された。