縄文遺跡群保全、飲んで応援 つがるワイナリー(青森・鶴田)がCF
ワインを飲んで北海道・北東北の縄文遺跡群の保全活動を応援しませんか-。青森県鶴田町の「つがるワイナリー」(木村洋文代表)が、同町産のスチューベンと三内丸山遺跡(青森市)の地層から分離した酵母「三内丸山ユメカモス」を使って醸造した赤ワインを全国に知ってもらおうと、クラウドファンディング(CF)を実施している。売り上げの一部を同遺跡群の保全活動に寄付する。 ユメカモス酵母について、同ワイナリーの石塚久恵さん(37)は「発酵を促す働きがゆっくりで、ブドウの味わいをじっくり引き出し重厚感あるワインになる」と話す。果物との相性が良いといい、「稲作が伝わる前の縄文人が果実を発酵させていたかもしれないと考えるとロマンがある」と思いをはせた。 CFでは赤ワイン「縄文の奇跡」1本(750ミリリットル入り6850円)のほか、ナイアガラとカットリンゴで醸造した発泡性の白ワイン「跳人(はねと)」と合わせた2本セット(9千円)も用意している。31日午後11時59分終了。CFのサイト「まいクラウドファンディング」から購入できる。