市役所職員名乗る男から「秋の経済対策申請で納税超過のため還付金があります」と電話 そのまま指示に従った女性が約50万円だまし取られる【高知】
「納税超過のため還付金がある」という電話をきっかけに、高知県南国市の女性がおよそ50万円をだまし取られていたことがわかりました。 高知県警によりますと、11月1日午前10時ごろ、南国市に住む60代女性の自宅の固定電話に、市役所税務課の職員を名乗る男から、「秋の経済対策申請で納税超過のため、2万3650円の還付金があります。受取口座は、どちらの銀行にしますか」という内容の電話がありました。 女性が希望する金融機関を答えると、自宅の近くのATMに着いたら、03で始まる電話番号に連絡するように指示されたということです。 女性がATMに着いたあと、教えられた電話番号に電話をかけて指示通りにATMの操作したところ、残高不足による取引エラーになったということです。すると、男から「手続きを間違えた」と言われ、別のキャッシュカードで再度ATMを操作するように指示されました。 被害者は税の還付を受けるために必要な手続きだと思い、指示通りにATMを操作を続けた結果、49万8325円を騙し取られたということです。 その後、取引明細をどうすればよいか、電話で聞くと、「捨ててください」と言われたことから不審に思い、明細を確認したところ、送金していたことに気付きました。 特殊詐欺は今年に入ってから高知県内で44件発生していて、被害総額は、1億8600万円を超えているということです。 高知県警は、「電話での還付金の話はない。あせらず冷静に判断してほしい」と注意を呼びかけています。
テレビ高知
【関連記事】
- “天国へのパスポート”になってしまった遺影 「迎えに行った娘の亡骸は冷たく…」修学旅行生ら28人が犠牲になった「上海列車事故」から36年
- 『娘の遺体は見ない方がいい』と言われた母は「会います」と答えた…被害者遺族の“生き方”と“願い”
- 母の手を振り払って“防空壕”から逃げた、8歳の少年 残った母と妹は、遺体となって河原に並んだ…400人以上が犠牲の“高知大空襲”から79年 87歳の男性が語るあの夜の出来事
- 全国で焼肉に1番お金をかけているのはなんと高知市!カツオだけかと思いきや…でもどうやって分かるの?「家計調査」ってなに?仕組みを徹底解説
- “特捜戦隊デカレンジャー”デカブレイク役を襲った病、そしてデカピンクとの結婚と移住…放送から20年、6人の戦士が新作映画で再び集結