運行が始まった観光循環タクシー（JR山口駅で）

　JR山口駅から香山公園など大殿地域を回る山口市観光循環タクシーが16日から、運行を開始した。米有力紙で「今年行くべき52カ所」に選ばれたことを受けた環境整備強化施策の一環。新幹線と山口線を利用して同駅を訪れる観光客が、記事で取り上げられた名所・名跡へ移動しやすく、山口の魅力を満喫できるよう図った。 　ルートは同駅を発着点に洞春寺、国宝瑠璃光寺五重塔がある香山公園、龍福寺を経由する。1日8便運行する。料金は中学生以上200円、小学生100円、未就学児無料。車両は事業委託先の山口地区タクシー協会が用意したジャンボタクシーで定員8人。 　市コミュニティバスの全区間も乗り放題となる1日乗車券を販売する。循環タクシーと組み合わせて湯田温泉からの移動も円滑に行える。大人500円、小学生250円で同タクシーや同バスの車内、山口と湯田温泉、香山公園前の各観光案内所などで購入できる。 　運行終了時期は未定で、利用状況を踏まえて、土日・祝日だけの運行など対応を検討するという。 　市観光交流課の西村知己主査は「山口線を利用して山口駅を訪れる観光客に山口の街並みや文化を楽しんでもらえれば」と利用を呼び掛けている。