6年前に亡くなった義母の日記、どうすれば? 資源ごみで捨てるのは忍びないし、勝手に読むこともできない…
広島市安佐南区の無職女性(73)からの相談です。 「6年前に亡くなった義母の日記の整理に困っています。押し入れに3年日記が10冊近くあります。義母の人生が詰まっている大切なもの。資源ごみで捨てるには忍びないし、勝手に読むこともできません。ただ、このまま保管しておいていいものかどうか。皆さんだったらどうしますか。実際に日記や家計簿を付けているご本人のご希望やお考えも教えていただけるとうれしいです」
■読者からの回答
★人目に触れるの嫌 資源ごみで処分していいと思います。私も3年日記を書いていて、もう10冊近くあります。その日の行動だけでなく、自分の気持ちも書いているので人の目に触れるのは嫌です。日記を開いて昔を思い出し、懐かしむのは本人だけ。私は死ぬまでに処分しておくつもりです。(東広島市・パート女性・64歳) ★破ってごみに出す 一昨年に亡くなった祖母が膨大な日記を残していました。生前、日記は読まれたくないと希望していたので、一周忌を終えたら破ってごみに出しました。祖母の人生が詰まっている日記。処分すると、祖母がさらに遠くに行ってしまうようでためらいましたが、今も私の心にいます。(広島市東区・主婦・46歳) ★生きた証し読んで 私は30年以上、一日も欠かさず日記を付けています。楽しかったことや生活の記録を書き、嫌なことは書かないようにしています。私の生きた証しとして、誰に読んでもらっても大丈夫です。娘から、私の亡き後この日記がほしいと言われたので「どうぞ」と答えました。好きなようにしてもらってかまいません。(尾道市・主婦・82歳) ★法要を機にしのぶ 日記を残しているということは、家族みんなに読んでほしい、ということではないですか。見せたくないと思ったら、事前に処分するでしょう。お義母さんが、自分の頑張りや挫折などの道のりを知らせたいのでは。七回忌の法要で開いてみて、親族でしのぶと良いかもしれません。(三次市・主婦・72歳) ★神社で供養しては いつも優しかった母ががんで亡くなり、母の日記を読んでみました。すると、娘である私や周囲への批判や悪口が書いてあり、ショックでした。気付かないうちに、母につらい思いをさせたこともあったのかもと感じ、日記を神社で供養してもらって処分しました。(廿日市市・保護司女性・73歳) ★迷ってる間は保管 私の義母も日記を付けていました。亡くなって5年になりますが、まだたんすの中に保管しています。一つの思い出だと思っています。読む、読まないは別として、迷っているうちは、慌てないでしばらくそのまま取っておいてもいいのではないでしょうか。(東広島市・無職女性・60歳) ★優しさ 感謝のはず 箱に詰めて遠慮なくどんどん捨ててください。お嫁さんが処分を迷っている気持ちに優しさを感じました。それだけで、きっと「ありがとう」と満足されると思いますよ。実は私も記録が好きで、日記はもちろん、家計簿や冠婚葬祭の記録など何でも残しています。自分が元気なうちは、まだ読み返したいので捨てられませんけど…。(福山市・無職女性・76歳)
中国新聞社