南丹市役所

　27日投開票の衆院選で、京都府南丹市選挙管理委員会は、有権者が市内のどの投票所も利用できる「共通投票所」制度を導入する。園部町の「ファッション館ダイコー」も商業施設では初めて投開票日の投票場所になる。投票所を削減している中、一票を投じる環境維持に努めるとしている。 【画像】福井、滋賀、兵庫、大阪に接する南丹市とは 　同制度では、居住地にかかわらず全投票所を利用できる。通勤や買い物のついでに寄れるほか、近くの投票所がバリアフリー非対応の場合、別の施設に行くこともできる。 　市は昨年度に2600万円かけて二重投票を防ぐシステム改修を済ませ、今回から導入する。府内では向日市に続く2例目。 　ダイコーは以前から期日前投票の会場で、利便性が有権者から好評だったとして、今回は投開票日も午前10時～午後5時に投票できるようにする。 　市内で68カ所あった投票所は、立会人や職員の負担が重いとして昨年4月の統一地方選から市選管が順次再編。今回は38カ所になる。