【レポート】劇伴から“スノハレ”まで…「ラブライブ」名曲の数々をオーケストラ演奏で堪能
1月4日と5日の2日間、パシフィコ横浜国立大ホールにて「TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Orchestra Concert<再演>」を開催。『ラブライブ!』シリーズのTVアニメ放送から10周年を記念したオーケストラコンサートとして、2024年3月に実施されたコンサートの再演となった。 【画像】ドレス姿が素敵…!飯田里穂、Pile、新田恵海、内田 彩、楠田亜衣奈らキャスト陣も出演(全10枚) 公演では、TVアニメ『ラブライブ!』の音楽監修・編曲を手掛けた藤澤慶昌氏による編曲楽曲を、中田延亮氏の指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏。μ'sのメンバーからは、新田恵海(高坂穂乃果役)、内田彩(南ことり役)、Pile(西木野真姫役)、飯田里穂(星空凛役)、楠田亜衣奈(東條希役)が出演し、人気楽曲の歌唱を披露した。 会場を埋め尽くす観客と大きな拍手に迎えられて、指揮を務める中田延亮氏が登場。「始まりの朝」の演奏に合わせて、スクールアイドルグループ・μ's のキャスト陣がドレスアップした姿で登場。東京フィルをバックに横並びで立ち、「僕らは今のなかで」を歌唱し、壮大なオーケストラと透明感のある歌声が重なり合い、会場を『ラブライブ!』の世界へと静かに引き込んだ。 その後、スクリーン上にアニメ映像が映し出されると、TVアニメ1期、2期をオーケストラ演奏とともに追体験する構成で演奏がスタート。楽曲にあわせた TV アニメのシーンが映し出されるなか、1部のラストとなる「きっと青春が聞こえる」で再び μ'sが登場。それぞれが観客を見回しながら大きく手を広げ “となりは君なんだ” と優しく歌い上げた。 その後の2部では、TVアニメ2期で穂乃果が新生徒会長になったシーン「新生徒会長登場」の楽曲からスタート。「それは僕たちの奇跡」を、μ's が互いに目を合わせながらダイナミックな演奏と共に笑顔で歌い上げ、前向きな歌詞が会場に広がり、ストーリーに沿った構成の演奏が続いた。また、「いつもどんなときも、全員のために」ではピアノとアコースティックギターのみで演奏されるなど、楽曲とストーリーにあわせた様々なアレンジと演奏で観客を楽しませた。最後の楽曲は「どんなときもずっと」。μ's が演奏と共に力強く歌い上げ、万雷の拍手のなかステージを去った。 多大な拍手に応えはじまったアンコールでは、本編でも演奏された「Snow halation」を披露。今度は μ's が歌で参加し観客も一体となって白いペンライトで“雪”を表現、終盤のサビではライブと同様オレンジ色に染め上がる。アンコールの後、出演者紹介が行われ、最後は μ's を代表して新田が「ラブライブ!シリーズは2025年で15周年を迎えるのですが、その年の始まりに、こうして素晴らしい時間を皆さんと共有できたことが本当にうれしいです。どうもありがとうございました。2025年もそしてその先も、ラブライブ!シリーズそして μ's をどうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。公演の模様は<Day.1>が 11 日(土)、<Day.2>が 12 日(日)までアーカイブ配信中。