タブーはなし。お金のことも性のことも、包み隠さず話すのがMALIA.流 ―モデルMALIA.さんの、結婚と離婚、育児の話
「金銭的な余裕はなくても、教育にはお金を惜しみませんでした。写真は、次男と長女でオーストラリアの短期留学に行かせたときのもの。現在、次男はニューヨーク、長女と三男はドバイの学校で勉強しています」(MALIA.さん) けれど、いくら金言を授けたつもりでも、親が子どもに一方的に押しつけるだけでは、何の意味もありません。MALIA.家のすごいところは、親も子も“なんでも話せる関係性”を築いていること。だからこそ、きちんと親から子への言葉が届いているし、逆もまた然り。思春期の子どもに接したことがある親なら、誰もがその難しさを知っているだけに、どうやってそんな理想の関係を実現できたのかが気になります。 「それはもう、自分が一貫してオープンだったからだと思います。子どもたちが成長してから、急にそうなろうとしても無理。小さい頃から、ちょっと答えにくいという質問も、はぐらかさず答えていたら、今のような関係性になっていました。人に話すと驚かれますが、コンドームの存在や大切さについて教えたのももちろん私。また、『キスのとき、なんで舌を入れるんだろう?』という疑問も、親子で一緒に考えました。そんな家庭で育った結果、長女はこちらが照れてしまうくらい、赤裸々に恋愛話をするようになってしまいましたが!(笑)」
取材・文/栗田瑞穂
新保 真里有(MALIA.)