センバツ高校野球 作新学院/石橋 選手紹介/13 /栃木
◇兄の背追い活躍誓う 作新学院 東海林智外野手(2年) 5歳上の兄も作新学院野球部OB。2018年夏の甲子園に出場した兄の背中を追う形で「自分も甲子園に行く」と誓い、作新で練習を重ねてきた。 苦しかったのは、入学直後に腰を疲労骨折して数カ月野球ができなかったこと。焦りと悔しさを抱えたが「あの経験があるからこそ、今野球をやれるありがたさをかみしめられる」と振り返る。 ロックバンド「ONE OK ROCK」のファン。「ボーカルのTakaがよく口にする『現状維持は後退と同じ』は、小針崇宏監督にも言われる」と生きる指針にしている。都市対抗野球を毎年観戦しているといい、「いつか社会人野球でプレーしたい」。那珂川町立小川中出身。176センチ、80キロ。【井上知大】 ◇自己分析で課題克服 石橋 香取柊生内野手(2年) 昨年9月の県大会では一打席のみ出場したが、三振を喫した。「今でも悔しい」と唇をかむ。 「自分に足りないところを考えて意識しながら練習すると、しっかり効果が出る」と、平日は朝1時間、土日は練習後に2時間、自主練習に励む。「研究が楽しい」と、ユーチューブやインスタグラムを参考にしている。最近は「打った直後に手首を返さないように気をつけたら、球を引っかけなくなり、サードゴロが減った」と手応えを語る。 「良いときと悪いときで波がある」と自己分析しており、安定感を現在の課題に挙げる。「もっと鍛えて、見ている人の目に留まるプレーをしたい」。宇都宮市立宮の原中出身。177センチ、70キロ。【鴨田玲奈】=つづく