ブラッドリー・クーパー監督・脚本・主演『マエストロ』本予告&キービジュアル公開
ブラッドリー・クーパーが監督・脚本・主演を務めたNetflix映画『マエストロ:その音楽と愛と』の本予告と日本版キービジュアルが公開された。 【写真】モノクロの場面カット 第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された本作は、『世界にひとつのプレイブック』や『アメリカン・スナイパー』などに出演し、『ジョーカー』などでは製作も務めたきたクーパーによる、2018年公開の『アリー/ スター誕生』に続く監督・脚本・主演作。製作にはスティーヴン・スピルバーグとマーティン・スコセッシも名を連ねている。 『ウエスト・サイド物語』の音楽を手がけた指揮者で作曲家のレナード・バーンスタインと、女優でピアニストのフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインが共に歩んだ激動の生涯を振り返る本作。クーパーがレナード・バーンスタインを演じるほか、共演には『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリー・マリガン、『ホワイトカラー』のマット・ボマー、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のマヤ・ホークが名を連ねた。 公開された本予告は、レナードとフェリシアの生涯にわたる愛の物語の片鱗が、時代ごとにモノクロとカラーで映像を使い分けて映し出されている。背中合わせで語らう姿や肩を組んで歩く様子、楽し気なダンスなど幸せに満ち溢れた2人の過去に対し、時が経つとそこには、剣幕な表情を浮かべたり、洋服を着たままプールの中で思いを巡らすフェリシアと、震えながら涙を押し殺すレナードの姿が映し出されていく。そんな中、どの時代においても、フェリシアが真っすぐな目で見つめる先にいるのは、情熱的な指揮で音楽を奏でるレナードの姿だった。 クーパーは「子供の頃、家で流れていたのはオペラやクラシック音楽で、特にレナード・バーンスタインのレコードを何度も繰り返し聴いていた。本作を作らねばという想いは、実際にこのプロジェクトに出会う何年も前から、心の奥底で静かに燃え続けていたんだ。そして、レナードとその家族について1年にわたるリサーチを終えた後、最も興味深く感動的だったのは、レナードとフェリシアの結婚生活であることに気付いた。それは型破りでありながらも本物の愛が存在し、限りなく惹きつけられるものだった。これこそが僕が描きたかった物語そのものだ。僕のキャリアにとって最高の喜びとなった」と、本作にかける熱い想いを告白している。 スピルバーグは「ブラッドリーが『アリー/ スター誕生』のアーリーカットを見せてくれたときから、彼の映画監督としての才能を確信するのに時間はかかりませんでした」とクーパーの才能への信頼を語っている。また、劇中ではクーパーが若き頃から年老いるまでのレナードを演じているが、特殊メイクは『スキャンダル』などでアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した、日本出身のメイクアップ・アーティストのカズ・ヒロが担当している。 さらに、12月20日からのNetflix独占配信に先駆け、12月8日より上映される全国の劇場が決定。あわせて劇場公開日入りポスターも公開された。
リアルサウンド編集部