「全国・世界へ沖縄そばの日をもっと広めたい!」美術大学卒業後に飲食業の道へ異色の経歴の店主の思い
沖縄テレビ
10月17日は沖縄そばの日です。今夜のメニューは自宅で沖縄そばという方も多いのではないでしょうか。この日をもっともっと全国へ、世界へと広めたいと意気込む沖縄そば店があります。 2024年8月にオープンしたての沖縄そば店が那覇市大道にあります。 きょうは「沖縄そばの日」とあって、ランチタイムはそばジョーグーで満席です。 お客さんインタビュー: 「食べたら止まらないですね。おいしいですとても」 「けっこう来るお店なんですけど。きょうはまた一段とおいしい。チャーシューと三枚肉がのっていて、おいしいそばの日迎えています」 「そばジョーグーですね。週に一回ぐらい食べてます」 すでにリピーターを獲得している沖縄そばは、三枚肉とチャーシュー、それに車麩がトッピングされ、出汁は豚骨ベースです。 後間秋穂キャスター: 「いただきます」「意外とあっさりだけど、コクは深くある」「おいしい!スープの出汁とぴったりあいますね。歯ごたえもいいです。おいしいです」 那覇市出身の店主森根正太さんは、もともと美大で絵画を学んでいましたが、卒業後、全国有数の有名ラーメン店で長年にわたり修業。 沖縄に戻ってから沖縄そばの道を歩みだした異色の経歴の持ち主です。 SOBADAY森根正太店長: 「スープの取り方とか麺の作り方、これは沖縄そばもラーメンも似たところはあるので、僕らしい沖縄そばを作れたんじゃないかなと」 店の名前にも、強い思い入れがあります。 沖縄そばの日を冠した「SOBADAY」ロゴも自身でデザインしました。 かつて沖縄そばが直面した危機。1972年に沖縄が本土に復帰すると、公正取引委員会から「そば粉を使っていないから」とそばという表示にストップがかかったのです。 ウチナーンチュが愛してやまない沖縄そばを守るため、業界側の粘り強い交渉の末、その名称が認められた1978年10月17日にちなんで、のちに沖縄そばの日が定められました。 SOBADAY森根正太店長: 「沖縄そばっていう名前を勝ち取った、先人たちの闘争の証の日でもあると思うので、もっともっと知ってもらって沖縄そばがもっと広がっていければなと思ってます」 SOBADAY森根正太店長: 「この日は毎年盛り上げていくようなことをしていきたいなと。うちのお店だけでなく、全国、世界にも発信していけるようなことをやっていけたら」 後間秋穂キャスター: 「こんなにおいしかったら17日だけじゃなくて、毎日沖縄そばデイでもいいですよね?」 SOBADAY森根正太店長: 「そうですよね…。でも結構仕込みが大変なので」
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