桜ケ池周辺で自然の遊び場満喫 ネイチャリングデイズ開幕 ゴールドウインと南砺市が企画
●27年開業予定の「アースパーク」PR ゴールドウイン(東京)と南砺市が「土と光、南砺の遊び場」をキーワードに企画した「南砺ネイチャリングデイズ」は12日、桜ケ池周辺で3日間の日程で始まった。2027年初夏の開業を目指す自然体験施設「プレイアースパーク」をイメージしたイベントで、親子が自然の中で遊具を楽しみ、文化、伝統に親しむものづくりを体験した。 【写真】木製ボールのプールで遊ぶ親子=南砺市桜ケ池公園 パーク整備のため休園中の桜ケ池公園と、東海北陸自動車道城端サービスエリアに隣接する「クリエイタープラザ」に会場が設けられた。 桜ケ池公園では、ビニール製の「空気で遊ぶクッション遊具」が置かれ、子どもたちが上に乗ったり、動かしたりした。木製のボールを入れた「プール」や、土で造られた三日月型の築山もあり、親世代も一緒に楽しんだ。 遊び場のフードコートには11店舗が出店し、南砺の食材を使った料理や飲み物を提供した。富山市ですし店「鮨し人」を営んでいた木村泉美さんはこだわりの唐揚げやおにぎりを用意し「南砺の素晴らしい土壌から生まれた食材を味わってほしい」と話した。 来場者はクリエイタープラザで、ブドウの搾りかすでキャンドルを作ったり、小石で携帯電話のストラップを制作したりする体験にも参加した。地元食材の弁当や干し柿のスイーツが人気を集めた。 プラザではパークの構想や期待を話し合う会議が開かれた。初日は佐藤一絵副知事や田中幹夫南砺市長、パーク設計に参画する高野ランドスケーププランニング(札幌市)の村田周一代表、株式会社プレイアースパークの木村宏代表が食や農業体験をテーマに語った。 南砺ネイチャリングデイズは入場無料、飲食などは有料。最終日14日まで周辺に臨時駐車場が設けられ、JR城端駅からの市営バスが増便される。