モーニング娘。OG・森戸知沙希、人生初のバイトは日本食料理屋「お客さんの言葉に救われました」
ハマっているのはAIに英語で話しかけること
人生初となるアルバイトも経験した。バイト先は日本食料理屋だったが、ときには英語のマシンガントークでクレーム対応を受け付けたりもしたという。 「でも、ほとんどすべてのお客さんは優しかったです。一度、カルパッチョをお客さんの手の上に落としちゃったことがあって、そのときはさすがに顔面蒼白になりましたね。だけど『あなたは悪くない。むしろ悪いのは私だ』とか言ってくれて(笑)。どう冷静に考えても私の一方的なミスなのに、あの言葉には救われました。そういう出来事も含めて、私にとって海外生活はすごく貴重な体験でしたね」 語学習得という点を考えると、まだ日本に帰りたくないというのが森戸の本音だった。だがグループを卒業する際にファンの前で「1年半くらいで戻ってくる」と口にした以上、いつまでも引き延ばすわけにはいかない。せっかく身につけた英語力を仕事でも活かしたいと今は考えているという。 「最近、ハマっているのはAIに英語で話しかけること。語学って使わないとどんどん忘れちゃうので、今日食べたものとか行った場所とか軽い愚痴とかなんでもいいので話しかけるようにしています。そうすると英語で相槌を打ってくれるんですよ。本当は母国語が英語の人と会話するのが一番いいんでしょうけど……悲しいことに私は友達が少ないものですから(笑)」 現在、森戸はハロプロOGによって構成されるM-line clubの一員としてライブ活動も行っている。その「M-line Special」は出演者の豪華さから注目度が高くなっているが、バックステージの雰囲気は極めて和やかだという。 「感覚的にはハロコンのシャッフルユニットみたいな感じですね。世代は少し違うけど、やっぱりみんなハロー!プロジェクトのメンバーとして一緒にやってきた仲なので、ステージでもすごく安心感があるんですよ。中でも特によくおしゃべりするのはやっぱり小関舞ちゃんかな。カントリー・ガールズの同期ですしね」 (取材・文/小野田衛)
小野田 衛