県内、9日夜から大雪の恐れ 10日まで冬型続く見込み(8日)
冬型の気圧配置となった8日の県内は各地で雪が降り、富山地方気象台によると、午後10時の積雪は富山7センチ、高岡(伏木)8センチ、砺波5センチ、富山市猪谷50センチなどとなった。9日から10日にかけて警報級の大雪になる恐れがあるとして警戒を呼びかけ、交通障害や農業施設の被害などへの注意を促した。県も8日、大雪に関する注意喚起情報を出し、車での不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。 富山市では8日朝、3学期が始まり雪の中を通学する児童が見られた。県警によると、雪や凍結による車のスリップ事故は午前8時半~午後4時に17件あり、3人が軽傷を負った。 同気象台によると、24時間の予想降雪量は、9日午後6時までに多い所で平野部25センチ、山間部60センチ。10日同6時までは平野部40センチ、山間部70センチ。11日同6時までは平野部10センチ、山間部30センチ。 富山、石川両県は、能登半島地震で一部崩落した国道359号の小矢部市五郎丸-金沢市宮野町の9・9キロについて、9日夕以降に通行止めを実施する予定。迂回(うかい)路は国道8号と304号、北陸自動車道となる。
県は注意喚起情報で、水道管や路面の凍結などへの注意も求めている。