大きなタルのようなものをコロコロと転がす男。 深夜の倉庫から銅線約100万円相当を盗み出した、犯行の一部始終です。 現場となったのは、栃木・宇都宮市の倉庫です。 6月19日深夜、画面左上から現れた男は、左手でシャッターを押し上げると倉庫の中へ。 真っ先に目を付けたのは大きなタル状のもの。 その後も、ライトで照らしながら倉庫内をくまなく物色します。 倉庫内を一通りチェックし終えると、最初に目を付けた大きなタル状のもの。 コロコロと転がし、出入り口近くまで運びます。 続いて、重そうな道具箱。 さらに、奥から丸く巻かれたケーブル状のものを運んできます。 倉庫に侵入してから約15分後。 男は集めたものを次々と外へ運び出すと、再びコロコロ。 その後、男は全てを道路の反対側へと運び去りました。 男がコロコロと転がしていたのが銅線。 被害に遭った会社の人: これが盗まれた銅線。約40メートルくらい盗まれた。約100kgくらい。 倉庫内を物色した犯人は、持ち上げることができないほど重い銅線のタルを入り口の方へ転がして持って行ったということです。 簡単には運べない大量の銅線を狙ったのには訳がありました。 被害に遭った会社の人: （銅は）かなり高騰しています。1年前に比べたら、1.7～1.8倍くらい。銅線切るために必要な電動工具。道具も高価なものなので、被害額は100万円以上いってしまう。 被害に遭った会社は、すでに被害届を提出。 警察は窃盗事件として捜査しています。