墜落の記録、ブラジルで解析開始 作業に数週間、結果はカザフへ
【サンパウロ共同】ブラジル空軍は2日、カザフスタンで墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機から回収されたフライトレコーダー(飛行記録装置)の解析を始めた。ブラジルメディアが報じた。 墜落機はブラジルの航空機大手エンブラエルが製造。記録装置は1日に到着した。作業には数週間かかる見通しで、カザフやアゼルバイジャン、ロシアの調査関係者も参加する。解析結果はカザフ当局に渡される予定。 旅客機は昨年12月25日に墜落し、乗客乗員67人のうち38人が死亡した。旅客機が向かっていたロシア南部チェチェン共和国上空でロシア軍の防空システムの誤射を受けたことが原因との見方が強まっている。