【東京都】増える「子育て世帯の共働き」世帯年収は「1000万円以上」が約4割。片働き世帯はどうなのか
【東京都の子育て世帯】正社員・非正規の割合は?正社員の母は5年間で5.7ポイント増
次に同資料より、就業している父母の雇用形態を確認しましょう。 上記を見ると、まず父の場合、正規の職員・従業員は75.6%、次に自営が11.3%、会社・団体等の役員が6.4%などとなっています。 母の場合をみると、正規の職員・従業員は47.8%、パート・アルバイトが29.9%、そして自営が7.0%など。 平成29年度からの変化をみると、母の場合は正規の職員・従業員が5.7ポイント増え、またパート・アルバイトは5.4ポイント減っています。 共働きが増加しているだけでなく、正社員の母も増加しているといえるでしょう。
【東京都】共働き世帯と片働き世帯の世帯年収はいくらか
次に、共働き・片働き別に世帯の年間収入について見ていきましょう。 共働き世帯で最も多いのは「800~1000万円未満」で19.8%となっており、次に「600~800万円未満」で18.7%、「1000~1200万円未満」で15.9%でした。 共働きでない世帯は「600~800 万円未満」が最も高く21.0%で、次に「800~1000万円未満」で16.8%、「500~ 600万円未満」が13.5%でした。 「1000万円以上」でみると共働き世帯が38.5%、共働きでない世帯が28.0%となっています。 東京の子育て世帯ではおよそ3分の1が世帯年収1000万円といえるでしょう。
東京の子育て世帯では共働きや正社員の母が増加。長い目で見たキャリアの検討を
東京の子育て世帯の働き方や年収をみてきましたが、東京の子育て世帯では共働きが増えており、また正社員の母も増えていました。 また、世帯年収が1000万円以上という家庭も珍しくありません。 一方で上記は現代の傾向であり、ご家庭の事情によっては夫婦どちらかが働き方をセーブする必要がある場合もありますし、専業主婦希望というご家庭もあるでしょう。 また、家計や貯蓄については一概に年収だけでははかれません。家賃などの固定費や教育費、食費、レジャー費用などの家庭の出費を工夫したり、また資産運用をとりいれることでお金に働いてもらうことも可能なため、さまざまな方法で家計や貯蓄の工夫をおこなうことも可能です。 人生100年時代といわれる現代においては、60歳以降も働く人が増えており、またキャリアも多様化しています。 長い目で見た、ご家庭やご自身のキャリアやライフプラン、マネープランを考えていきましょう。