チーフスが今季唯一の無敗維持 49ersとの昨季SB再戦制す
【AFP＝時事】24NFLは20日、第7週の試合が行われ、カンザスシティ・チーフス（Kansas City Chiefs）は28‐18でサンフランシスコ・フォーティナイナーズ（San Francisco 49ers）を下して昨季の第58回スーパーボウル（Super Bowl LVIII）の再戦を制し、今季唯一となる無敗を維持した。 【写真10枚】決勝FGを決めたライオンズのジェイク・ベイツ 敵地サンタクララ（Santa Clara）への遠征は今季ここまでのチーフスにとっては最大の試練だったが、堅固な守備とQBパトリック・マホームズ（Patrick Mahomes）のスマートなプレーぶりを織り交ぜ、連覇に向けた本気度を示した。 RBカリーム・ハント（Kareem Hunt）の2本のタッチダウンで第2クオーターに14‐3とリードしたチーフスは、マホームズがインターセプトを喫してフォーティーナイナーズに反撃を許し、フォーティナイナーズのQBブロック・パーディ（Brock Purdy）のタッチダウンランで14‐12と追い上げられた。 しかし、パーディからこの日3度インターセプトを記録したチーフスは、そのチャンスをしっかりとものにし、第4クオーターにマホームズが自らエンドゾーンに飛び込むと、さらにメコール・ハードマン・ジュニア（Mecole Hardman Jr.）もタッチダウンを奪い28‐12。終盤に反撃を許したものの、そのまま逃げ切った。 敗れたフォーティーナイナーズは、これで今季の戦績を3勝4敗としている。 今季無敗で第7週を迎えていたもう1チームのミネソタ・バイキングス（Minnesota Vikings）は、デトロイト・ライオンズ（Detroit Lions）との同地区対決に敗れ、初黒星を喫した。 10‐0とリードして第1クオーターを終えたバイキングスだったが、第2クオーターに入るとライオンズが3タッチダウンを決めて試合の主導権を奪った。 その後両チームに1本ずつタッチダウンが生まれた後、バイキングスは第4クオーターにフィールドゴール（FG）2本を決めて5点差に詰め寄ると、ファンブルリカバーからタッチダウンを奪って逆転に成功したが、2点コンバージョンを失敗した。 すると1点差を追うライオンズはジェイク・ベイツ（Jake Bates）が44ヤードのFGを蹴り込んで再逆転。最後はバイキングスのQBサム・ダーノルド（Sam Darnold）をサックし逃げ切り、5勝1敗としてNFC北地区首位でバイキングスと並んだ。 グリーンベイ・パッカーズ（Green Bay Packers）は24‐22でヒューストン・テキサンズ（Houston Texans）との接戦を制し、5勝2敗。NFC北地区では3位となっているが、プレーオフ進出に向けて順調に進んでいる。 ワシントン・コマンダーズ（Washington Commanders）は不振のカロライナ・パンサーズ（Carolina Panthers）を40‐7で一蹴して5勝2敗、フィラデルフィア・イーグルス（Philadelphia Eagles）もニューヨーク・ジャイアンツ（New York Giants）から28‐3の快勝を収めて4勝2敗とした。 ピッツバーグ・スティーラーズ（Pittsburgh Steelers）は37‐5でニューヨーク・ジェッツ（New York Jets）に完勝し、5勝2敗となった。【翻訳編集】 AFPBB News
