“新紙幣発行”に対応できず…各地でドタバタ発生! 券売機業者に問い合わせ殺到 デザイン一新の背景に相次いだ“ニセ札事件”
新紙幣の最大の目的は偽造防止
約20年ごとに発行される新紙幣。 なぜ、デザインを一新する必要があるのだろうか。 前回の新紙幣発行は、2004年11月1日。 発行元の日本銀行では、早朝からセレモニーが行われた。 午前6時を過ぎたころには、日本銀行の窓口から新しいお札が金融機関の現金輸送車に積み込まれていた。 日銀には、当時の小泉純一郎首相が視察に訪れ、大手スーパーでは新札グッズも販売されるなど、列島は新紙幣フィーバーに沸いた。 一方で、2000年代に入ると多発したのが、コンビニや自販機などで偽札が見つかる事件。 神奈川では、タクシー料金の支払いに、透かしがない精巧な“ニセ一万円札”を使う犯行が相次いだ。 その要因とされたのが、家庭用プリンターやカラーコピー機の普及で、ピークとなった2004年には、2万5858枚もの偽札が発見された。 前回の新紙幣発行はまさにこの年の11月に行われ、当時の最先端の偽造防止技術が施されていた。 新紙幣発行の最大の目的は、偽造防止。 今回も最新技術により、肖像の3D画像が回転するように見えるホログラム技術が採用されている。 (「イット!」 7月2日放送より)
イット!