反町隆史さんが娘さんの反抗期に父親として心掛けていたこととは?|STORY
愛情があればすれ違っても親子ではいられるって思っています
――お子さんの反抗期を振り返ってみて思うことは? 反抗期がないのもそれはそれで心配ですし、家で発散してくれるほうが安心だったりしますよね。うちの長女は小6から反抗期だったんです。高校からはアメリカに行ったのですが、たまにしか帰ってこないのにそのときも反抗期でした(笑)。今は大学生になり、もう落ち着いていますけどね。親を見て子どもは育つっていうじゃないですか?だからどんなときでも愛情を与え続けるのって大切だと感じています。愛情があればどれだけすれ違う期間があっても必ず親子でいられるって思ってます。
娘をアメリカに送り出すときは、父親として腹を括る気持ちでした
――反町さんにとって子どもとの思い出の光景とは? うちは少し田舎に別荘があるんですが、よく家族でそこに遊びにいっていたんです。車で着いたら、子どもたちって自然の方に無意識に走っていくんですよね。2人の娘が喜んで走っている光景がすごく印象的で、今でもふとした時に思い出したりします。 あと、娘がアメリカに初めて旅立つときは、父親として腹を括る気持ちで送り出しましたね。あのときの気持ちはなんとも言えない気持ちでした。もし「助けて」って言われても助けられる距離ではないですし、そこは父親としていろんな不安がありました。男の子だったら「経験してこい!」の一言だったかもしれませんが、娘だとなぜか複雑な気持ちになりましたね。休みで日本の家に帰ってくる度に「やっと帰ってきたか…」とホッとしたり。逆にまた飛び立ってしまう時は「もう行っちゃうのか…」と寂しくなったり。
俳優を楽しめるようになってきたのはここ最近です
――人生100年時代と言われていますが、そろそろ50歳ということは折り返し地点です。今後はどのような人生を描いていますか。俳優として、父親として、どんな50代にしていこう考えていますか。 俳優は葛藤しながらやってますけど、やめたいっておもったことは一度もないですね。でも、本当にここ最近です、俳優って楽しいなと思えるようになったのは(笑)。人生についてはどうなりたいみたいな願望は、あんまりないんですよ。振り返ると、その時その時に自分が出した結論と結果がつながってきているなって思うので、その時々を大切にしています。しいて言うなら、今後は娘がどうやって人生を生きて行くのかが楽しみですね。娘の話ばかりですみません(笑)。 ニット¥ 52,800 (JAMES PERSE/JAMES PERSE青山店) パンツ ¥ 27,500 (TRIPLE DOUBLE/ノウン) 撮影/平井敬治 ヘアメーク/INOMATA(&’s management) スタイリスト/二村毅(hannah)取材/小出真梨子