【北陸の天気】向こう1週間変わりやすい天気 28日(日)は大気不安定 週明け日差し多く寒さ和らぐ
北陸では、向こう1週間は天気が変わりやすい見通し。28日(日)は大気の状態が不安定で、雷雨になるおそれがある。地震の影響で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害に十分な注意が必要だ。 週明け29日(月)から30日(火)は日差しに恵まれ、昼間は寒さが和らぎそう。ただ、一時的に雪が融けやすくなるため落雪やなだれなどには注意したい。
少しの雨でも土砂災害に十分注意
28日(日)は、北陸付近の上空に平年よりやや強い寒気が流れ込む見通し。そのため、大気の状態は不安定になりそうだ。朝は平野部、山沿いともに雪が降りやすく、午後になると平野部では冷たい雨に変わる所が多い見通し。雷雨になるおそれもあり、落雷や突風に注意が必要だ。
また、北陸は地震の影響で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害に十分な注意が必要。普段と異なる崖や斜面から水が湧き出していたり、木々が傾いている、腐った土の臭いがするなどは土砂災害の前触れとなるため、少しでもいつもと違うと感じたら安全な場所へ移動したい。
週明けは日差しに恵まれて気温上昇
週明け29日(月)には上空の寒気は抜け、北陸付近は30日(火)にかけて大陸から張り出す高気圧に覆われる見込み。昼間は日差しに恵まれ、少しホッとできそうだ。日差しに押されて、最高気温はこの時季としては高くなる予想。一時的に雪が融けやすくなるため、落雪やなだれなどには注意が必要。また、除雪作業は必ず2人以上で行うようにしたい。
31日(水)以降は雲が広がりやすく、マークにない日でもにわか雨やにわか雪の可能性がある。2月に入ると昼間の最高気温は10℃に届かず、3日(土)の節分にかけて空気はヒンヤリしそうだ。 なお、朝晩は冷え込むため積雪や雪解け水などによって路面が凍結しやすくなりそう。歩行中は足元に気をつけ、車の運転はスリップ事故などに注意が必要だ。 （気象予報士・鈴木悠）
