『声優アワード』助演声優賞は阿座上洋平・石見舞菜香・能登麻美子 スピーチで号泣も
その年に最も印象に残る声優や作品を表彰する『第十八回 声優アワード』授賞式が9日、都内で開催された。助演声優賞は阿座上洋平、石見舞菜香、能登麻美子が受賞した。 【写真】号泣する石見舞菜香 阿座上と能登はアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』グエル役、プロスペラ役、石見は『【推しの子】』黒川あかね役を担当して注目を浴び、今回受賞となった。 阿座上は「この珍しい苗字は母からもらったものです。20年前に父が他界し、母が女でひとつで僕と妹を立派に育てていました。すごく迷惑をかけました。高校を卒業して1年、晴れて青二プロダクション所属することが決まり、母に報告すると「がんになった」と伝えられて…声優という道を断ち切る覚悟をしました」と告白。 続けて「せっかく掴んだチャンスということで母は、そっと背中を押してくれました。母もすぐそこで見てくれているんだと思います。そこにいるのですが…」と会場席の母を見て笑わせた。 石見は冒頭から「石見舞菜香です…」と号泣し、「緊張とトロフィーの重みを感じて、目がいっぱいになってしまいました」としみじみ。「すてきな作品、キャラクターに恵まれました。私が演じるのは努力家のキャラクターが多いのですが、そのキャラクターたちとわかち合いたいなと思います」と伝えた。 能登は「私を通して作品に関わったみなさんが、この賞をいただけたと思います。声優をやって20数年経ちますが、お芝居は難しくて果てがない」と声優人生を振り返った。 同アワードは、2007年より毎年3月に顕彰式を行う声優業界&声優ファンのイベントで、その年度に最も活躍し、人気、実力をともに兼ね備えた声優、そして長年にわたって活躍するベテラン声優が一堂に顔を揃える声優界最大のイベントとなっている。