宝くじを定期的に買っている30代のサラリーマンです。1000万を超える高額当せんの場合、受取用の口座を作る必要があるって本当ですか?
「宝くじで高額当選」は、多くの人が夢みるシチュエーションではないでしょうか。ただ、実際に高額当選する確率は高いとはいえず、もし当選した場合にどうすればいいのかよく分からないという人も多いでしょう。 そこで、本記事では、宝くじで高額当選した際にどのような流れになるのか、受取口座などを用意する必要があるのかなどについて解説します。
当選金は「宝くじ売り場」もしくは「みずほ銀行」で受取可能
当選金は、1万円以下であれば宝くじ売り場やみずほ銀行で受け取れます。また、「5万円」というマークがある宝くじ売り場では、5万円以下の当選金も受け取ることが可能です。 ・50万円以上の当選金はみずほ銀行で受け取る 当選金が50万円以上の場合は、みずほ銀行で受け取れます。その際、当せん券のほか、顔写真付きの本人確認書類(運転免許証など)が必要です。 もし、顔写真付きの本人確認書類がない場合は、健康保険証など顔写真のない身分証明書に加えて、ほかの本人確認書類と公共料金の領収書など2種類以上を用意する必要があります。100万円以上の当選金を受け取る際には、これらの本人確認書類に加えて印鑑が必要です。 ・みずほ銀行の口座残高で宝くじを購入した場合 みずほ銀行のインターネットバンキングやインターネット残高照会で購入した宝くじが当選した場合は、指定口座に入金されます。入金されるまでの期間は、1万円以上の当選金であれば支払い開始日から5営業日内です。ただ、1万円以下の当選金は、数ヶ月分がまとめて入金されるため、当選金を実際に手にするまでは時間がかかります。
当選金専用の口座は必ずしも必要ではない
「高額当選金を受け取るためには、みずほ銀行で新しく当選金専用口座を開設しなければならない」といったうわさを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。 ・当選金は指定口座に振り込んでもらえる 高額当選したとしても、必ずみずほ銀行で専用口座を開設しなければならないわけではありません。みずほ銀行で口座を開設するかどうかを確認されますが、強制ではないため、すでに所有しているほかの銀行の口座に振り込んでもらうことも可能です。 ・万が一預金している銀行が破綻した場合に保護される上限額は1口座当たり1000万円まで 預金保険制度によると、万が一金融機関が破綻した場合に、預金の元本1000万円までであれば、破綻日までの利息も含めて保護されます。そのため、もし宝くじで1000万円以上の高額当選をした場合は、当選金をいくつかの口座に分けて預金しておくほうがよいでしょう。 ただし、当選金を家族などに分けた場合や共同購入した場合は、贈与税がかかるので注意しましょう。
1口座の預金は1000万円までにしておくほうが安心
宝くじの高額当選金は、1万円以下(場所によっては5万円以下)であれば宝くじ売り場で受け取れます。もしくは、みずほ銀行まで足を運びましょう。当選金の入金先は、希望する口座で問題ありません。 ただ、銀行に万が一のことがあった際に保護される預金額は、1000万円までとなっています。そのため、1000万円以上の当選金を受け取る場合は複数の口座に分けるほうがよいでしょう。 出典 みずほ銀行 当せん金の受取方法 預金保険機構 私の預金は預金保険でいくら保護されるの? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部