長野朝日放送

アメリカ発祥の濃厚なチョコケーキ・ブラウニーをアレンジしたお菓子。飯田市に移住した女性が南信州の食材を生かして作り、オンラインで販売しています。オープンから約2年半、地元出身の夫と共に、地域の食材を発掘しています。 結婚式場の前に、長ーい行列。女性が多いようにですが…その先にあるのは…。 ■イベント主催者「大変お待たせしました。喫茶マルシェ10時より開店ですのでお入りください」 県内各地のカフェや喫茶店などの情報を発信するインスタグラマーと、結婚式場が企画したイベント・「喫茶マルシェ」。31もの飲食店や雑貨店が大集合しました。その中に…ありました！ブラウニーの専門店です。 ■長野市から「実店舗がないと聞いて行ってみようと思って。食べるのが楽しみです」 ■飯田市から「飯田で頑張っていて前からファンで。おいしいです。コーヒー・紅茶・日本茶にも合うし3時のおやつにぴったり」 ■松本市から「あるやつ全部。クッキーサンド全部買いました。オンラインで買っておいしかったので」 それにしても、大忙しです。 ■ビリーブル宮沢祐貴さん「ありがとうございます。てんやわんやです。ありがたい」 2021年にオープンしたブラウニー専門店・「ビリーブル」。東京出身の宮沢優菜さんと、飯田市出身で夫の祐貴さんが営んでいます。店舗は構えず、普段はオンラインショップでの販売です。 ■ビリーブル宮沢優菜さん「普段は顔が見えない商売をしているのでイベントでお客さんと話しながら販売できるのは一番いい」 畑や田んぼが並ぶのどかな街。祐貴さんの実家の敷地内に工房があります。 ■ビリーブル宮沢祐貴さん「東京のカフェで働いていた時にブラウニーを妻が作っていたんですけど、そのブラウニーが好きでよく食べていた」 東京の同じ飲食店で働いていた時に出会いました。 ■ビリーブル宮沢祐貴さん「まずは店舗を持たずリスクを小さくやろうということで帰って来て、工房だけ作って」 この時期のおすすめは、バレンタインデーに合わせた「ブラウニーサンド」です。地元産の米で作った米粉のクッキーでブラウニーをサンドしました。 ■ビリーブル宮沢優菜さん「生産者も直接会うけど、生産者のこだわりやこういう風に使ったらおいしいよというのも聞けたりするので東京ではできないなというのはある。ここでしかできない」 素材にこだわりがある優菜さん。「市田柿」のブラウニーサンドは、その名の通り南信州の特産品市田柿が使われています。 ■ビリーブル宮沢優菜さん「市田柿と酒粕を地酒・喜久水に漬け込んだ物。南信州の素材は多種多様で色んな物が通年とれるんですけど、それをブラウニーと合わせることで地域の魅力が伝わるのかなと思って」 南信州の食材の魅力を発見する日々です。こちらのクランベリーも。 ■ビリーブル宮沢優菜さん「国産があったらいいなって思ったら下條村にあったのでこんな近い所にいたなんてという感じ」 優菜さんの発想には祐貴さんも驚かされています。 ■ビリーブル宮沢祐貴さん「正直こんなにフルーツや素材が豊富だとは思っていなくて、妻の方がすごく色々発見してくる」 ■宮沢祐貴さん「いつもありがとうございます」 　買い物客（飯田市から）「ありがとうございます。頑張って」 飯田市に移住して約3年。南信州の魅力は？ ■ビリーブル宮沢優菜さん「素材が豊富なところと人が土地柄なのか温厚で優しい人がたくさんいて、そういう人に助けられながら3年くらいたつけどやってこられている」 カメラマン「こちらに来て良かったですか？」 優菜さん「良かったです。最高です」