一世風靡の人気芸人 勉強半年で関西御三家超難関中合格から引きこもり退学→国立大進学の壮絶半生が凄すぎた!
「ルネッサ~ンス!」のギャグでお馴染みのお笑いコンビ、髭男爵の山田ルイ53世が、千原ジュニアのYouTubeチャンネルに出演。兵庫県の「御三家」と呼ばれる名門私立中に通いながら、引きこもりになり、その後、国立大学に進学した半生を明かした。 【写真】「灘・甲陽・六甲」関西御三家超難関中の六甲学院 校舎前は芝生が青々と 山田は兵庫県三木市に生まれ、「中学受験して、当時は関西で御三家ってギリ言われていたような、灘・甲陽・六甲の六甲に入れたんです」と語った。 六甲とは神戸市の六甲学院。毎年、京大や阪大、国立医学部に多数の合格者を出す、名門私立中高一貫校だ。関西の中学受験界では、灘や甲陽学院に並ぶ難関校として名をはせている。 山田の神童ぶりはすごかった。「クラスの同級生が、休み時間になんかやってるなと思ったら、中学受験のために頑張ってんねんと」。大人に褒められるのが好きな山田少年は「中学受験、格好いいんちゃうか」と突如、私立中学受験を志す。 このときが6年生の夏。他の子が4年生から塾通いをするのに、夏から町の個人塾に通いだした。そして、わずか2カ月で「先生より早く問題が解けるようになった」という。その結果、六甲学院に合格。通い出した。 山田は振り返る。「ずっと通ってたんですけど、中2の夏に不登校になりまして。部活もサッカー部で頑張ってたし、勉強も10番以内とか結構、順風満帆だったんです」。しかし、逆風が吹き始めた。「学校が家から2時間くらいかかるような、すごい遠かったんです。勉強も部活も頑張って、心身がヘトヘトやったんだと思うんですけど」 そのタイミングで、登校中におもらしをしてしまう事件が起きる。パンツを洗って席に着いたが、隣の席の友人が臭いにいぶかしむ姿に、学校を早退。そのまま学校に行けなくなってしまったという。 進学校の優等生だったため「このまま行けば東大に行けますよ」と教員にも太鼓判を押されていたが、ベッドから出られなくなった。最初は学校に行くことを促していた両親も「見守るモードに入った」という。 中学は卒業扱いにしてもらったが、高校に通う年齢になっても通えなかった。当時は「強迫神経症」の症状も出たという。 引きこもってから6年目。同じ世代の成人式のニュースを見て「めちゃくちゃ焦った。今までは『おれは優秀やから、いつでも追いつける』と思っていたのが、取り残されると」と一念発起。大検(高認)を取得して、受験勉強を開始し、国立の愛媛大学に合格したという。