砂マイルの“国内最強馬” チャンピオンズCで有終の美となるか
昨年のJRA賞最優秀ダートホースのレモンポップ(牡6、美浦・田中博康厩舎)が、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)でラストランを迎える。 【写真】レモンポップこれまでの軌跡 レモンポップは父Lemon Drop Kid、母Unreachable、母の父Giant's Causewayの血統。米でG1を5勝し、00年にエクリプス賞最優秀古牡馬に選ばれた父の22歳時の産駒となる。一方の母系も素晴らしく、祖母の全兄は名種牡馬のデインヒル。4代母の半兄には世界の血統表を塗り替えた20世紀のスーパーサイアー・ノーザンダンサー(Northern Dancer)の名前がある。 ここまで17戦12勝。けがのために出世が遅れたが、昨年のフェブラリーSでGI初制覇。その後、2度の海外では苦杯をのんだものの、国内に限れば南部杯、チャンピオンズC、さきたま杯、南部杯とGI&JpnIを5連勝中。砂のマイル路線では誰もが認める国内最強馬だ。 来年から種牡馬となるため、今回がラストランとなる。JRAダートGI・3勝目へ圧倒的な強さを見せてくれることを期待したい。