山本譲二はロックのキング ヘヴィメタロックをテレビ初歌唱 29日深夜放送、テレ東系「超音波」
演歌歌手の山本譲二(74)がこのほど、テレビ東京系の音楽番組「超音波」(29日深夜3時15分)の収録にゲスト出演し、ヘヴィメタルロックに挑戦した新曲「言論の自由」をテレビで初歌唱した。 新曲は、オヤジたちの不平不満のメッセージを、ヘヴィメタルサウンドで歌い上げた作品。盟友の吉幾三(72)が作詞、作曲し、デビュー50周年記念シングルとして7月に発売した「妻よ…ありがとう」にボーナストラックとして収録された。 CDでは山本と吉がツインボーカルで熱唱した。番組収録では、吉に代わって、番組司会者で山本と親交がある、ロックバンド「怒髪天」の増子直純(58)が山本の相方を買って出て、オヤジのツインシャウトで盛り上げた。 演歌一筋50年。初めてロックに挑んだ山本だが、サングラスに革ジャンのスタイルで臨んだ収録では、〝ロックのキング〟ばりの堂々の熱いボーカルを披露してみせた。新たな挑戦は、若い世代にもっと山本譲二をアピールしていこうという狙いでの企画だという。 収録を終え、山本は「演歌の収録とは全然違う雰囲気だったけど、増子君もいてくれたし、楽しかった。これだったら、第2弾のヘヴィメタも出したいね。ロックフェス出演? この世界では新人ですが、お声が掛かれば」と新境地でのさらなる飛躍をアピール。増子は「譲二さんは、メタルの帝王みたいにカッコよかった! ぜひ次は、ヘヴィメタのアルバムも作ってほしいです!」と大絶賛だった。 山本のロック界への進出は、師匠北島三郎(88)の反応も気になるところ。山本は「北島のオヤジにはまだ聞いてもらってないけど聞いたら、何やってんだ!と絶対怒ると思う」と笑いながら、「この歌が売れようと売れまいと、関係ない。山本譲二が本気でやっているのを見せたい。年内には、吉と一緒に、ど派手な衣装とメークでどこかで歌います!」とボルテージを上げていた。
中日スポーツ