雪の合掌造り窓灯り幻想 南砺・相倉「鑑賞日」
南砺市の世界遺産相倉合掌造り集落保存財団は8日、「窓灯(あか)り鑑賞日」として、駐車場の利用時間を午後8時まで延長した。鑑賞日を待っていたカメラ愛好者が雪に映える幻想的な集落を撮影した。 住民生活を守るため、普段は駐車場の利用時間を午後5時までに制限している。鑑賞日は昨年6月に続き2回目で、愛知県一宮市から訪れた40代会社員は「一度撮影したいと思っていた。静かで幻想的で美しい」と話した。 財団によると、夜に集落に入る撮影者が相次ぎ、鑑賞日を設けてマナー順守を周知することにした。鑑賞日も立ち入りは原則駐車場周辺に限り、集落内に入らないよう呼び掛けた。 鑑賞日は15、22、29日にも設けている。財団の中島仁司事務局長は「マナーを守り、美しい風景を楽しんでほしい」と語った。