浦添署の砂辺操署長（右端）から感謝状を受け取った沖縄海邦銀行西原支店の屋良めぐみさん（右から2人目）と渡慶次乙愛さん（同3人目）ら＝3月18日、浦添市仲間の浦添署

　浦添署（砂辺操署長）は3月18日、現金50万円を海外に送金しようとする80代の女性客に声をかけて特殊詐欺を未然に防いだとして、沖縄海邦銀行西原支店店頭営業副長の屋良めぐみさん（52）と事務係の渡慶次乙愛さん（21）に感謝状を贈呈した。砂辺署長は2人に感謝し、「今後も『おかしいな』と思ったら警察に通報いただきたい」と呼びかけた。 【写真】沖縄のひとり親家庭の子に「靴」を届けたい　東京のスキンケア会社ら基金設立　抱く思い

　署などによると、女性はSNSで知り合った知人から「代わりに荷物を受け取ってほしい」と依頼され、その後、運送会社を名乗る相手から荷物の送料として50万円を海外の銀行に振り込むように促すメールがあったという。銀行窓口を訪れた女性の対応をした渡慶次さんと上司の屋良さんは、送金額が高額だったことなどから不審に思い、女性を説得しながら警察に通報して送金を防いだ。 　屋良さんは「職員や警察と連携を取ってお客さんを守れたことが一番。今後も未然防止に努めたい」と語った。渡慶次さんは「今後もお客さんとのコミュニケーションを大切に普段の業務を磨いていきたい」と話した。